

失敗も笑える。
乗り越える。
二年間のデジタルデトックスを振り返って
ヴァンフォーレ 長田さん × manabiya 山本
ヴァンフォーレ 長田さんにデジタルデトックスキャンプで感じたことを伺いました。
山本:
2年間デジタルデトックスへのご参加 ありがとうございました。本当に多くの子が ヴァンフォーレというサッカーチームの選手やスタッフのみなさんに触れることができて表情が変わりました。びっくりしました。特に身体を動かすエクササイズ。初めは大丈夫かと思う子がどんどん身体を動かしていくのは、やはりスポーツの力だなと思いました。実際にあの2回(2年間の開催)、ご覧になられていかがでしたか。
長田
そうですね。僕もあの部分部分ではあったんですけど、谷さん(ヴァンフォーレ)と武田先生。ヨガと走り方。可動域を広げる運動みたいなところでプログラムは協力させてもらって。実際、講師の先生たちとも話したら 単純に楽しそうだったよねっていう話ですよね。できるできないじゃなくて、やってみることが多分一番大事で勝手に体動かすと、なんか汗出てきたり、なんか疲れてきたりとか色々、動くんですよ。いろんなものが感情も身体も。
何かそんな部分で子どもたちの変化を感じてたってことは聞いたので、僕も見ててそう思いますし。やっぱりこう何をやるにもまず体を動かすというのが大事なのかなとは思いましたね。
山本:
もう靴もなかった(履かずにいた)子がいましたからね。運動云々、そう言う意味では今、本当に 引きこもり、不登校問題ありますけれども身体が心を病ませてるというか、何か自分を表現することがどんどんできない子どもになってますね。
それをスポーツ通じてサッカーやったことないと言う子も、ボールを蹴り出したら面白いんでしょうね。結構そういうサッカーをやったことのない子どもたちというのも来るんですか?
長田:
そうですね。あの来る子どもたちはサッカーをやりたかったり、運動したかったりと来るんですけど、私たちが小学校とかにも訪問をして 要はやりたくない子もいるであろう。そんな空間に行くわけですね。その子たちが、ではどうやったらこう楽しく面白おかしく、何か動くというか動いちゃったという風ににはどうするか?私たちが結構、頭を使っていて。考えるのはすごい楽しいんですけど、結果なぜか動いて汗かいちゃったっていうのが一番多分、実は夢中になってた証拠だと思うんです。何かそういうのを大切にしてるところがあります。
山本:
不思議ですよね。何かもうやっていけばやっただけ、動けば動くほど何かもうそのことに集中するんですね。
運動って そういうものですかね。
長田:
何かそれは自分自身の変化と楽しみでやってる部分もあるけど、人が笑ってたりすると、ただそれ見て笑っちゃったりとあります。何かそれで楽しくなっちゃったりみたいな雰囲気、空間みたいのもあると思うんですね。
たまたま第一声、第二声を出す人がやっぱり笑っていい表情でやってるっていうのが何か派生して行くというのは運動のいいところだと思います。
山本:
なるほど。あともう一つ。 すごいなと思ったのは選手の話を聞いている子どもたち。やはりあの親とか先生以外と話をする、聞く機会っておそらく少ないわけでで。しかもプロサッカー選手って子どもたちから見たら、もう上のこうなんか憧れの人。その選手の子どもの頃の話とか選手になってから苦労した話、挫折した話。ものすごく聞く子どもたちに影響を及ぼした思うんですけど、ああいうことはやはりあるですか?
長田:
そうですね。子どもたちの言葉を借りるとキラキラしていたり、人生勝ち組みたいな表現を子どもがしたんですよ。(佐藤選手に向かって)そういうイメージでいたプロ選手が話を聞くと実はガソリンスタンドで働いていた経験があったりとかなんか輝いてる人ってずっと輝てるって思われがちだけど、みんなと変わらず嫌なこともあれば、うまくいかないこともあったけど 、それでもサッカーを好きでやり続けたらこうなったてっいうのってなんか結構みんなのイメージを壊せるという、なんか誰も違わないとか、皆、同じなんだみたいなそれってサッカー選手、多分どの選手に聞いても同じ。それぞれ内容は違っても 同じ経験絶対してるので、そういう意味では聞く子どもたち、みんなが構えてくれてる分だけそのイメージを崩せるのでやっぱインパクトが絶対残ると思うんですね。
山本:
残りましたね。あの一昨年の谷選手がそのご自分のお話しをされたときにものすごい変化を子どもたちの後ろの姿で分かったんですね。あの苦労話ではないんですよ。淡々とお話されてたんですけれど衝撃的な内容だったので、ああこういうことってやはり今、必要なんだろうな、引きこもってたりその中でゲームからの情報だけで物事を判断している子どもたちが多いわけですから、リアルに人間の生き方とはみたいなことが聞けるという機会は本当に良かったな。しかもそれが憧れのプロサッカー選手っていうのは大きいですよね。
長田:
そうですね なんかやっぱインパクト残るんでしょうね。やっぱそういう経験は。
山本:
びっっくりしましたね大人もそうですけれども、あの華やかに見える世界なだけに、そうやって自分と同じようなところから 上がっていったんだてそれはどうやったんだろうって思うことで、改めて自分を振り返って、自分も頑張るかと思えますね。プロサッカー選手になるいう子どもとやっぱり増えてますか?子どもたちの夢として。
長田:
そうですね。そもそも少子化っていうところはありますけど、やっぱり常に1、2、3位ぐらいにプロサッカー選手になりたいなんていう風な夢を持ってる子はやっぱり統計的にも出てはいるんですけど、実際、それがプロサッカー選手になるのってすごい厳しいことだとは思うんです。けれど僕はそれはそれでいいと思うんです。結局さっきの話しに戻って身体を動かすツールの一つがサッカーだし、スポーツだという話なので、何か別にプロにならなくても生涯に渡って身体を動かすことが好きになってくれるとか、何か嫌なことあったけどこれをやってる瞬間って忘れられるよねみたいなものが人それぞれあると、 僕が言うのも何ですけど、こう人生の中でいいオアシスになり、張り合いになったりするので、変にプロ選手になることを追い求めすぎないで欲しいなとも正直思ったりします。
まあ挫折もいいとらえ方にできる人とできない人いると思うので結果それで自分は無理だっ たけど、でも他のこれもできるやみたいなそれぐらいの感覚で子どもの時はいていいかななんて特に思ったりしますよね。
山本:
本当に二年間、お願いしてよかった時間でした。私たちは今後もっと間口を広げたいんです。サッカーを知らない子にもサッカーしてもらいたいし、身体動かすことをしなかった子どもたちや親御さんにそれもお伝えしていきたいなと思っています。親子で関わることもサッカー通じて。昔の話だとあの親が子どもとキャッチボールをするのが夢ってよく聞たことあるんですけど、本当に親子でサッカーができれば、それはそれでまた楽しみが増えますよね。そういうこともされてるんですか?
長田:
そうですね。親子レクかよくやりますよね。いま僕もサッカー(だけ)にあまりしないんですけど(笑)。一緒にただ笑うっていうメニューをやるだけなんですけど、一緒に笑う。それで失敗をする。 失敗を笑うというのは、なんか成功よりもうある意味価値があるかのかなって私は思ってるから。何か失敗して笑えたら良くないですか?(笑)
いつか成功するしみたいな。そういう気持ちに入れることってす大事だと思うから、大人が先に失敗させるのも失敗してみるのも大事だし、それを見せるってことで子どもの気持ちも解放する分もあるから、何かそういう場面をどんどんつくっていきたいという思いで今は活動してます。
山本:
なるほど。今後、一人でも多くの子どもたちと縁をつないでゆきますので、またご協力よろしくお願いします。ありがとうございます。
